ごみくずニート、五味取締役のブログ

NEET株式会社取締役、五味のブログです。

さすらいの太陽全話観ました

以前からチマチマ観ていたアニメ「さすらいの太陽」(1971)
ようやく最終回まで観ました。
 
いやー、まあ面白かったです。
昔のアニメなので、ある程度適当だったり脳内補完が必要なシーンもあって、毎回100点満点!って出来ではないんですが、要所で150点ぐらいのすごく面白い回があるなあって感じでした。
特に19話。初見の人でも、もうこれだけ見れば充分ってぐらい完成されてる回だと思います。
 
後は最終回付近も結構良かったんですが、個人的にはもうちょっと香田美紀視点で内面の変化とか描いて欲しかったかなーと思います。(40年以上前のアニメだし主人公じゃないから当時は無理だったろうけど)
野原道子の動機もちょっとこじつけっぽいのが勿体ない。道子を捨てたのは香田家の父で、のぞみと美紀をすり替えたのはその復讐……って展開でも良かったんじゃないかと思います。それをやると峰のぞみの父も悪者になってしまうのでやらなかったんでしょうけど。
 
まあ、なんかそういう、設定のパズルというか、こことここを入れ替えてこうすればもっと面白くなったのでは?って考え甲斐のある作品でしたね。
毎回100点に近い作品(自分の中では、あしたのジョー2とか)よりも、平均70点ぐらいで時々100点越えてくるような作品の方が観てて創作意欲が湧きます。
元々、自分がいつか作りたいと考えている漫画(大漫画地獄)の設定と似た部分があったので見始めたんですが、さすらいの太陽は、自分の中に確実にプラスになる作品でした。